不動産鑑定士

不動産鑑定士の仕事はどんな内容?公的評価編

不動産鑑定士の仕事について依頼者別にまとめてみました。

 

不動産鑑定士の仕事は主に公的評価(国や地方公共団体からの依頼)民間評価(会社、個人)に大きく分かれます。

Contents

公的評価(国、地方公共団体)

地価公示・地価調査

テレビのニュースで「今年の地価は全体的に上昇~~」と3月末頃にニュースでやっていますがその地価を調べるお仕事です。

この地価は全国地価マップ

に公開されていますので是非自分の家の近くを見てみてください。

この地価を査定するために不動産鑑定士は鑑定評価書東京中央―1(例)を作成します。

一般的に鑑定評価書がwebで公開されることは少ないですが地価公示は公開されています。

そのため誰にでも見れるようになっており責任が重い仕事です。

地価調査は地価公示と同じような作業をしますが依頼者が国土交通省ではなく都道府県であることと7月1日の価格を調べることが大きな違いです。

実際に不動産鑑定士として働いている方は5,000人ほどいますがそのうちの2,400人が地価公示として参加しています。

固定資産税路線価、相続税路線価

仕事の内容は地価公示や地価調査と似ていますが、地価公示は不動産の正常価格(市場で一般的に出回っている価格)を求めるのに対して不動産の利用価値に主眼を置いて価格を求めるのが特徴です。

地価公示や地価調査と比べて、鑑定士一人当たりが担当する仕事量が多いので収入も増えます。

3年に一度は不動産鑑定士がこの業務で収入が増やしています。

競売不動産評価人

不動産を持っている方が自己破産になってしまった、会社が倒産した、土地の共有者同士でもめてしまい現金分割になったなどの際に裁判所が不動産を競売で売却するように命じることがあります。

不動産競売情報サイト

こちらのサイトに載っている不動産の3点セットをダウンロードすると最後に評価書が出てきます。これを作成するのが不動産鑑定士の仕事です。

昔は競売物件には危険な占有者の方が多かったことが理由で女性は競売評価人になれないときがあったみたいですが、今は関係ありません。

 

 

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