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不動産鑑定士試験 民法の勉強法

民法を難しいと思っていませんか。

理解がしっかり身につければ、暗記が十分でなくても合格レベルです。

Contents

民法の特徴

①理解と暗記が50:50

鑑定理論と会計学が暗記8割、理解2割とすると、50:50ぐらいの比率になります。

暗記については、過去の判例があるので規範定立をしっかりと暗記する必要があります。

ですが、暗記で規範定立を覚えたとしても、問題文の中で論点を見つけれなければ書くこともできません。さらには文章構成も筋が通ってないといけません。

①論点を見つける、②しっかりした文章構成には暗記でなく理解が求められます。

 

②文章の構成が一番大事

民法の解答は、問題提起→規範定立→当てはめの順番で書いていきます。

ですが、問題提起を書かずに規範定立と当てはめを書いたり、問題提起を書いているのに当てはめを書かなかったりするとほぼ点数は付きません。

規範定立の暗記より、しっかりした文章構成が大事です。

規範定立の部分は暗記しないといけませんが、思い浮かばなければ「このように解するのが公平に資するからである。」とだけ書けば部分点をもらうことができます。

予備校の答練で採点をしてもらい文章構成を教えてもらいましょう。

③歴史が深い教養科目

鑑定理論はせいぜいこの60年ほどで始まった制度です。

ですが、民法については過去200年の歴史があり、頭のいい人がしのぎを削って今の法律があるのです。

しっかり勉強しようと思えば鑑定理論より奥は深いです。

深入りすると時間がかかるのでほどほどに勉強しましょう。

一発合格したわたしの勉強法

①学習初期は基礎講座を視聴

基礎講義をしっかり聞きましょう。

一回視聴しても内容は完全に理解することができませんので気にしないでください。

②問題集(こう書け)を何回も解く

問題集の重要度が高い論点AAから問いていきます。

この時には必ず関係図をメモで書いておきましょう。この図がしっかり書けなければ理解が不十分だということが分かります。

また、問題ごとに長文の文章を手書きで作成するのは時間がかかりすぎます。問題提起や規範定立は音読で暗唱して解答例とあっているか確認するといいです。

4回5回と何回も問題を解いて理解を深めていきましょう。

③答練を受けて自分のレベルを測る

答練は予定通り受講することをお勧めします。平均点が出るので他の受験生との比較も可能となりますし、答練の目的は今現在の自分のレベルを知ることだからです。

答練で悪い点数が出ても復習をしっかりすれば本番でいい点数を取ることができます。

④直前期は範囲を絞って学習

民法は教養科目ですので他の受験生も鑑定理論ほど頑張って勉強していません。

直前期は模試や答練で出たところ、こう書けのAAとA論点を正確に書けるようにすると合格レベルになります。

範囲を広げないで重要なところだけ勉強すればいいです。

また、LECでは直前期にオプション講座で「超短文・事例問題を斬る!」という教材が入手できます。

この教材をしっかり回せば直前期に民法が苦手なままだったり、規範定立を覚えていなかったり、理解が不十分でも合格点ギリギリの答案は作成できます。

民法の勉強時間

民法のみの勉強時間を記録していなかったので正確な時間は出せませんが、総勉強時間1700時間のうち約300時間程度だと思います。

わたしの場合は土地家屋調査士試験で民法を学んでいたので100時間ほどは短くなったのでしょう。

一般的には500時間もあれば十分合格レベルに到達できるはずです。

わたしの答案が無料公開中(解説つき)

LECの公式にわたしの答案が解説されている動画があります。

豊岡先生の勉強方法についての解説も合格のためになるので是非見てください。

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