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平成30年との違いは殆どなし
都道府県ランキングに大きな変動はありませんでした。
宮崎県や沖縄県の売り上げがずば抜けて高く、関東は売上が少ないです。
平成30年のランキング、地方の仕事については過去記事はこちらからどうぞ↓
【平成31年】儲かる都道府県は?
公的評価はいったん受注すると特段の不祥事がない限り仕事を受注し続けれるのですが、急に仕事量が多くなることがないため、仕事量に対して不動産鑑定士が多すぎる都道府県は開業してもあまり売上が上がりません。
そのため、国土交通省が公開しているデータを使ってどの都道府県が儲かるか調べてみました。
【平成31年】都道府県別一人当たりの売り上げランキング
平成31年の統計をもとに都道府県別売り上げを鑑定業者に勤める不動産鑑定士の人数で割ってみました。
※売上は国土交通省公表の不動産鑑定士事業実績のうち価格・賃料評価、隣接業務、評価人等業務、公的評価を合計して算出したものです。元データは参考文献に記載しております。
宮崎県の一人当たりの報酬が2,700万から3,200万と大幅に上昇し一位です。何かの間違いでしょうか(-_-;
全体的な報酬は1,400万から1,788万円と上昇しています。これは東京都の報酬が好況で増えていることが原因だと思います。
下位の都道府県は神奈川、千葉、埼玉など東京都近郊が多いですね。
【平成31年】都道府県別一人当たりの地価公示・地価調査売上ランキング
公的評価の中で一番安定した収入が見込めるのは地価公示・地価調査です。
特徴としては毎年受注があることと、不動産鑑定士に登録して3年経過すればほぼ全員が参加できることです。
開業初期の安定収入にもってこいですね。
平成31年のランキングを見てみると
※委嘱者数とは平成31年に地価公示の評価を行った不動産鑑定士の人数です。そのための鑑定士が地価公示と地価調査を両方行うと仮定した場合のランキングとなっています。
九州、東北、北海道あたりは報酬が高くて安定しそうですね。
なぜ北海道の報酬が多いのか謎です、大坂と全体の報酬が一緒って・・・・
一方で関東1都3県や大阪府は鑑定士の人数が多いのか一人当たりの売り上げが少ないです。
【平成31年】まとめ
東京近郊で開業するよりは地方で開業するほうが儲かる?
都道府県ごとに比較してみると報酬に倍以上の差がありますね。
個人の努力も重要ですが、開業するときは報酬が高い都道府県でやっていきたいです。
参考文献
国土交通省
・第2回不動産鑑定評価制度懇談会 配布資料
・平成32年地価公示鑑定評価員の応募要領
・不動産鑑定業者の事業実績
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk4_000018.html
平成27年~令和元年都道府県別等集計